建物の調査を行った。

る。月一回、平日の夜7時半から理事会が開催され、横浜から東横線で出かけている。

「大規模修繕工事から7年余り経っているので、そろそろ修繕工事の検討を始めたらどうでしょうか」
二年前の理事会で提案した。マンション管理組合は、中堅のしっかりした管理会社に管理を任せているので、雨漏り・異臭などの問題が起これば対応するが、積極的な提案は殆どない。出席者はそれもそうだね、それじゃぼちぼちやりますか、という反応である。reenex cps

 管理会社の助けを借りて、毎月の理事会で一年余りゆっくりと準備を進めた。修繕工事の手順としては、まずコンサルタントを起用して「建物の劣化を調査診断」し、その診断結果に基づいて「修繕工事の設計」を行うことになる。昨年5月、三つの建築士事務所から見積を取り、最も見積額が小さい事務所を選択して、8月初旬、コンサルティング業務委託契約を結んだ。コンサルは翌月、建物の調査を行った。

 11月下旬、建物調査診断報告書が理事会に提出された。建物の隅々まで精査され、診断結果が写真と図を使って克明に記述されていた。理事会で30代中盤のコンサルの説明をきいて、その優れた仕事ぶりに感銘を受けた。この頃から肘痛でテニスができなくなったこともあって、修繕工事への関心が強くなってきた。

 今年になって修繕工事設計ができ上がり、次は施工会社を選定することになる。コンサルが作成した書類を読んでいると理解できないことが多々あり、頻繁にインターネットを検索した。ある修繕工事のサイトを眺めていて、「価格開示方式」という発注方式があることを知った。工事業者から見積を取るとき、原価、一般管理費、利益の三つの価格を開示させるというものである。Reenex 好唔好


 世の中で行われているのは、「請負方式」というもので、ある工事をある金額で請負い、完成させるというもので、工事業者は仕事の完成を保証するが、発注者が工事業者の原価や一般管理費、利益の明細を知ることはない。工事業者は何層にも渡って下請に仕事を出し、不必要なコストがかかっていると言われている。
reenex cps


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